
毎日ちゃんとお手入れをしているのに、
「お肌がつっぱる」
「カピカピして化粧ノリが悪い」
「かゆみやヒリつきを感じる」
「口まわりがカサつく」
・・・など、お肌の乾燥に悩んでいませんか?
初回のご来店時には、Leoのお客さまも皆さま口を揃えて「乾燥が気になる」と仰います。
それが不思議なことに、
「去年の夏ほど紫外線を浴びても乾燥していない」
「今年の冬は例年が嘘みたいに乾燥が気にならない」
と、いつのまにか当初のお悩みを忘れてしまうのです。
それは、ご来店時のエステ施術・ご自宅でのお手入れによって、ポイントをしっかり押さえた乾燥対策ができてるようになるからです。

「お肌はなぜ乾燥するのか」原因を探り、その対策について考えてみましょう!
お肌が水分を保持するしくみ
基底層で生まれた表皮細胞は、上へ上へと押し上げられ、4週間かけて有棘層・顆粒層を経て角質層に到達します。(理想的なターンオーバー)
細胞が死んで表皮細胞が角質細胞に変わる瞬間、4週間のうちに細胞内で合成したセラミドなどの脂質が細胞の外に放出され、核を失った細胞はレンガ状に積み重なって並びます。役目を終えた角質細胞は、さらに上に押し上げられ、やがて垢となって剥がれ落ちます。
セラミド:角質細胞同士の隙間をセメントのようにつなぎとめる
NMF:角質細胞内で水分の蒸発を防ぎながら肌の弾力や柔軟性をキープする
皮脂膜:角質層の一番上で肌の表面から水分が蒸発するのを防ぐ
保湿の三大因子「細胞間脂質 (セラミド)」「NMF (Natural Moisture Factor)」「皮脂膜」が均衡を取り、外部からの刺激をブロックして水分の蒸発を防ぐことで、潤いのあるお肌が実現します。
セラミドは規則正しく並び、水分と幾層にも重なり合う「ラメラ構造」で角質細胞間に存在することにより、強力なバリア機能と水分保持機能を果たします。
お肌はなぜ乾燥するの?
皮膚のうるおいは「セラミド」「NMF」「皮脂」という3つの保湿因子により保たれています。健康な皮膚の角質層は20%の水分を含みますが、何らかの原因により保湿因子が減ることにより、角質層の水分も減少し、皮膚が潤いがなく乾燥した状態になってしまいます。
- セラミド(細胞間脂質) 80%
- NMF 17-8%
- 皮脂 2-3%
皮脂の貢献度がたった3%という事実に驚いた方も多いのではないでしょうか。「油分」を補給しているのに乾燥が改善しない理由は、ここにあります。補給すべきは「セラミド」と「NMF」なのです。
「冬になって空気が乾燥すると~」
「会社でずっとエアコンがついていて~」
と、皆さん乾燥の原因を外部環境に持っていきがちですが、乾燥はあくまでもお肌内部の問題です。
セラミド・NMF・皮脂が不足しているお肌だからこそ、乾燥に悩まされるのです。
バリア機能が低下した乾燥肌を放置していると、さまざまな肌トラブルを引き起こすことになってしまいます。
言い換えると、「徹底した乾燥対策は、肌トラブル防止につながる」のです。
絶対に乾燥したままのお肌を見過ごす訳にはいきませんね。
原因① 加齢
【肌の代謝機能の衰えにより、セラミドや皮脂量が減っていく】
肌の水分量は年齢と共に減少していきます。そして、40歳以降になると皮脂量も急激に減少し始めるため、加齢による乾燥状態が顕著に現れます。セラミドも年齢と共に減少し、50代では20代の半分程度になってしまいます。
原因② アトピーなどの体質
【生まれつき、セラミド・NMF・皮脂の産生量が少ない】
健康な皮膚では角質層1mg中に約32μgのセラミドが存在しますが、アトピー性皮膚炎など極端に乾燥した皮膚では20μg以下と言われています。セラミドは、角質層の水分が蒸発して乾燥するのを防ぐのみならず、肌のバリア機能を司る重要な役割も果たしています。
原因③ 洗いすぎ擦りすぎ
【セラミド・NMF・皮脂を過剰に洗い流している】
お肌の状態やメークの濃さによって適切なクレンジングと洗顔料を選ぶことが大切です。クレンジングは油分と界面活性剤のバランスの良さ、テクスチャーによる摩擦の小ささを基準に選びます。また、洗浄料をお肌にのせる時間をなるべく短くしたり、洗い流すときの水温が高くならないように留意したりすると良いでしょう。
原因④ 不摂生
【睡眠不足や栄養不足により、セラミド・NMFがうまく作られない】
お肌の代謝は主に睡眠中に行われます。また、食事から摂った栄養がお肌の保湿成分になるため、バランスの良い食事も必要不可欠です。規則正しい睡眠と、良質な食事でお肌の代謝をキープしましょう。
スキンケアに保湿成分を取り入れよう
保湿力 | 成分 | |
---|---|---|
水分をはさみこむ 【湿度0%でも水分をキープ】 | セラミド 最強の保湿成分。皮膚の角質層にある天然の脂質成分なので、刺激にならず、敏感肌ケアにも非常に有効。中でも「セラミド○○(数字orアルファベット)」で表記される「ヒト型セラミド」がおすすめ。 | 基礎化粧品で取り入れると良い |
水分を抱え込む 【湿度が下がっても威力を発揮】 | ヒアルロン酸 表皮や真皮に存在する多糖類。6000倍の水分を蓄える力を持つ。 コラーゲン 真皮に存在するタンパク質。分子量が大きいため、皮膚上の水分を引き寄せる。 | 高分子のため、エレクトロポレーション導入が良い |
水分をつかむ 【湿度が下がると保湿力がダウン】 | アミノ酸 セリン・グルタミン酸・アルギニン・プロリン・リシン・ヒスチジン・トレオニンなど グリセリン | 基礎化粧品で取り入れると良い |
油分でふたをする 【保湿力は弱めだが、お肌を保護する】 | スクワラン ワセリン | 基礎化粧品で取り入れると良い |
1日に2リットルの水を飲まなくてはいけない?
「1日にお水を2リットル飲んだほうが良いって本当ですか?」
サロンで、お客さまによく聞かれる質問の1つです。
「飲んだお水がそのままお肌の水分が増える訳ではないし、お水を飲むことでお肌の代謝が上がる訳でもないです。頑張ってお水を飲む必要はありません。」
「喉が渇いたときに、水分を摂ってください。温かいものだと尚、良いですね。」
これが私のいつもの答えです。
お肌の水分のもとは、化粧水の水分ではないし、今飲んだお水でもない。
体内の細胞から染み出した水です。
人の身体の3分の2は水でできているので、体重50kgのひとであれば33リットルもの水を体内に保持しています。わずか0.02mmの厚さの角質層に水分を与えるには十分な水源です。
皮膚の重さは表皮・真皮合わせて全身で3kgですから、お肌の乾燥対策で頑張って水を飲むのはナンセンス、と私は考えています。
1日に必要な水の量は
- 個人の体重
- 気温や湿度
- 掻いた汗の量
- 塩分やアルコールの摂取量
- 食事で摂った水分量
によって決まります。
摂取した余分な水分は尿から排泄されますが、その量にも限界があります。摂りすぎた水分は排泄しきれずに体内に溜まって、むくみや冷えの原因になり代謝ダウンに繋がります。
また、水分の摂りすぎは胃液が薄まって、胃もたれや吐き気の原因になることもあります。
やみくもに「1日XXリットル!」と決めることは得策ではないでしょう。
- 水を飲むと、デトックスしてお肌がきれいになる?
- 残念ながらなりません。お肌の代謝と水分の代謝は別物です。お肌の代謝が下がる原因は、成長ホルモンの減少や血行不良が主です。
- 汗を出すために、水を飲んだほうが良い?
- いいえ。水を飲むと尿は増えても、汗が増えることはありません。汗の役割は体温調節であり、美容上のメリットはありません。一度に大量にかいた汗はアルカリ性に傾き、お肌を刺激してかゆみの原因になります。
- 汗をかかない人は、代謝が悪い?
- いいえ。汗の量と基礎代謝(生命活動を維持するために必要なエネルギー)は無関係です。基礎代謝が年齢と共に減っていくのは、筋肉とホルモンの減少が原因です。